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舌癖について

真剣に本を読んでいる時に、口をポカンと開けて歯と歯の間に舌が出ていたり、飲みこむ(嚥下)時に舌を突き出し、歯を押すような動きをすることがあります。
これを舌癖といって、口腔習癖の中でも開咬など不正咬合を引き起こす原因となっています。

舌癖のある人は、いつも舌が口の中で低い位置や前方にあって、歯を押しています。
嚥下時にも、舌の強い力が歯に加えられます。(通常、嚥下動作は一日に600回から2000回無意識に行っています。)
その上、舌癖のある人は、唇や頬の筋肉が弱く、外側から歯を押さえる力がありません。

その結果、出っ歯や開咬になったり、歯と歯の間に隙間ができたりします。
また、その隙間に舌が入ってしまうため、発音に支障がでます。サ行、タ行、ナ行、ラ行が、舌足らずな発音になります。

<舌癖の原因>
①指しゃぶり(指しゃぶりによってできた隙間に、今度は舌が入りこみます。指しゃぶりが治っても 歯がもとに戻りません。)
②舌小帯短縮症(舌の裏のひもが短いため、舌がいつも低い位置にあり、歯を押し出します。)
③口呼吸(アレルギーや扁桃肥大のため、低位舌となります)
④遺伝(骨格性の開咬により、舌が出やすくなる)

2009.06.24